西宮神社会館で開催された
保険医協会西宮・芦屋支部漢方研究会に
参加しました。
今回の講師は順天堂大学医学部教授 麻酔科 光畑裕正先生。
漢方の専門医ではありませんが、ご自身が慢性痛に対する
漢方治療での著効例を拝聴しました。
慢性痛に対して抑肝散が約60%の症例で有効であることには
驚きました。最近抑肝散が認知症に有効であることは知っていましたが
慢性疼痛にも有効であることを初めて知りました。
特に「怒り」がある症例、痛みのため不眠を訴える症例に
効果が認められることが多いようです。
その他、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、真武湯など体を温める
漢方薬が効果が高いことも教わりました